古くから知られる健康成分・米ぬかを、シイタケ菌から作った炭水化物複合体と加水分解して生み出したRBS米ぬか多糖体。人間の体内でどのように作用するのかご紹介します。
RBS米ぬか多糖体は、イネに含まれる水溶性食物繊維・ヘミセルロースBを抽出したもの。お通じを改善する効果だけでなく、体内に留めると免疫機能を向上させる働きが期待できます。しかし、ヘミセルロースBだけだと、吸収されずに体の外へ排出されてしまう成分。体内に留めるため、シイタケ菌を培養して生み出した炭水化物分解酵素複合体と掛け合わせて、体内で免疫機能を高めてくれる健康成分がRBS米ぬか多糖体になります。
体内に侵入したウイルスや健康な若い人の体にも毎日発生するがん細胞などを排除するのが、自然免疫応答です。RBS米ぬか多糖体は、免疫力を高める働きを持っています。
消化されず体内に留まることができるRBS米ぬか多糖体は、体内を巡る中で一部が血中へと移行。そのさい、小腸の一部である、回腸の内側に広がるパイエル板を刺激します。
パイエル板とは、小腸の繊毛の中で、一部に見られる未発達な部分を指し、リンパ球が集まっている場所。パイエル板の中にあるリンパ球は免疫細胞へ指示を出し、体内の異物の排除や過剰な反応を起こさないようコントロールを行っています。[注1]
RBS米ぬか多糖体は血中へ移行する時、このパイエル板を刺激。パイエル板を介してNK細胞やT細胞、B細胞などの免疫細胞が活性化されます。なかでもNK細胞は正常な細胞を避けて、がん細胞だけを攻撃する免疫細胞。抗がん剤ではなく、自然な力でがんを軽減できる数少ない細胞です。また免疫力が向上することはもちろん、抗炎症や抗アレルギー効果も期待できます。
そんなNK細胞は加齢やストレス、がんなどさまざまな原因により、働きが弱まってしまう場合が。そのため、病気の予防や改善のためには、免疫機能を活性化させる必要があるのです。
免疫力が高くなると、病を未然に防ぐだけでなく改善効果も期待できます。なかにはステージ4の胃がん患者が、RBS米ぬか多糖体を摂取したことで、通常の生活が送れるまでに改善した事例も。RBS米ぬか多糖体についてまとめた論文を紹介します。
RBS米ぬか多糖体はエビデンス情報が豊富!
末期がん患者の生存率がおよそ20%上昇し、食欲も24.2%増加したデータも存在。延命・QOLの改善を示す論文データを確認しましょう。